骨盤の歪みの正体

こんにちは、骨盤ロック®︎の廣瀬です。

あなたは今までに整骨院や整体院で

「あなたの骨盤は歪んでいますね」

ということを言われたことはありませんか?

もしくは日常の生活の中で

「あーっ、私の骨盤歪んでいる」

って思ったことはありませんか?

人から言われても、自分で自覚したとしても

骨盤の歪みって気になりますよねー。

でも、骨盤が歪むって一体どんな状態のこと?

そんな疑問をお持ちのあなたに向けて

今回は骨盤の歪みについて書かせて頂きました。

まず、あなたを驚かせてしまうかもしれませんが、

骨盤の歪みって、医学会でも厳密な定義はありません(笑)

なぜなら、お医者さんや治療家の中には

「骨盤が歪みません!」と主張している人がいるくらい。

なので、骨盤が歪まないんだったら、

骨盤の歪みの定義なんて必要ないですよね。

そのそもそもの議論の根本のところから意見が分かれているんです(笑)

僕は骨盤は歪む派です。これは理屈ではなく、

20年近くに渡る施術の実体験からの確証です。

ですので、骨盤は歪むという見解から、骨盤矯正の専門家として

骨盤の歪みを定義します。

骨盤の歪みとは次の3つです。

1)骨盤の傾きの左右差

2)骨盤の開きすぎ(=過度の後傾)

3)骨盤の閉じすぎ(=過度の前傾)

この3つが骨盤の歪みとして定義されます。

それでは次にそれぞれの歪みについて説明していきます

1)骨盤の傾きの左右差

 実は骨盤は前後に傾くという特徴があります。

 ですので、骨盤の傾きの左右差とは、

 骨盤の右側の骨と左側の骨でそれぞれの傾きに大きな差が出ている状態の

 ことを指します。

 この状態になると、背骨が捻れて姿勢にも大きな影響が出ます。

 骨盤の傾きの左右差の症状としては、

 ・左右の肩の高さが違う

 ・座るとすぐに脚を組みたくなる

 ・腰の調子が悪い

などが挙げられます。これらの症状はすべて骨盤の傾きの左右差が原因です

2)骨盤の開きすぎ(=過度の後傾)

これは左右の骨盤の骨が両方とも開いている状態です。先ほどお話しした

骨盤の傾きのうち、後に傾いている傾向が強い状態のことを指します。

この状態になると、猫背姿勢になりやすくなります。

多くの高齢者の方が猫背姿勢なのは、骨盤が開き過ぎているからです。

骨盤の開きすぎの症状としては、

 ・猫背姿勢になりやすい

 ・首や肩がこる

 ・下腹ぽっこりでくびれもない

などが挙げられます。これらの症状はすべて骨盤の開きすぎが原因です

3)骨盤の閉じすぎ(=過度の前傾)

これは左右の骨盤の骨が両方とも閉じている状態です。先ほどお話しした

骨盤の傾きのうち、前に傾いている傾向が強い状態のことを指します。

骨盤の閉じすぎの症状としては、

 ・反り腰になりやすい

 ・腰がきつい

 ・仰向けに寝ると膝を立てたくなる

などが挙げられます。これらの症状はすべて骨盤の閉じすぎが原因です。

ただ、この骨盤の閉じすぎの状態はごくごく限られた人にしか起こりません。

それは、陸上のアスリートや競輪選手など、瞬発系の動きを多くしている人です。

ですので、僕も過去にお客様で骨盤が閉じすぎているという状態を見たのはごく僅かです。

それよりも、傾きの左右差や開きすぎで骨盤が歪んでいるという人が圧倒的に多いです。

もしあなたが、上記の症状に当てはまるのであれば、骨盤が歪んでいるかもしれないですね。

今回の内容は以上です。よかったら、またこのコラムを見てもらえると嬉しいです

廣瀬 拝