産後の骨盤矯正は絶対に必要です!

こんにちは、骨盤ロック®︎の廣瀬です。

産後に骨盤矯正を受けようかどうか迷っているあなた。

多分ネットを調べたら、

「産後に骨盤矯正は受けた方がいいよ〜」

「産後の骨盤矯正なんて必要ないよ〜」

って真っ二つに意見が分かれている情報が色々あるのに

気づかれたと思います。実際、医療業界の中でも意見が分かれています。

 そもそもの議論として、

「骨盤は歪みますか?骨盤は歪みませんか?」の統一した見解がないので

やっぱり意見が分かれてしまうのです。

 そこで今回は、産後の骨盤矯正の必要性に関する

骨盤矯正専門家としての僕の意見をご紹介します。

このコラムの表題にもありますが、僕は「産後の骨盤矯正は絶対に必要!」

だと主張します。これは机上の空論ではなく

僕の20年にわたって、お客様のおカラダを施術して、

色々と研究と検証を重ねた結果に基づいた結論です。

 今回のコラムではその僕の主張の根拠をお伝えしていきます。

「産後の骨盤矯正は絶対に必要!」だと主張するその根拠は以下の3つです

1)妊娠、出産による骨盤へのダメージがすごいから

2)妊娠、出産で歪んだ骨盤は放っておいても元に戻らないから

3)妊娠、出産で歪んだ骨盤は放っておくと将来的なお悩みが増えるから

これらの内容について詳しく解説していきますね。

産後に骨盤矯正を受けるべきかどうかお悩みのあなた、

今回の内容であなたのお悩みが少しでも解消されるかも!?しれません

1)妊娠、出産による骨盤へのダメージがすごいから

現代でこそ、妊娠や出産のカラダへの負担について紹介されることはほとんど

見かけることはありませんが、実は妊娠・出産はまさに女性にとって

まさに「命がけの出来事(イベント)」なのです。

それを裏付ける資料として、厚生労働省の統計があります。その統計によりますと、

今から100年前(1920年代)の日本では、出産関連で亡くなる女性は、

年間に6000~7000人もいたそうです(参考になるかどうかはわかりませんが、

ここ数年の年間における交通事故死亡者数は3000人前後です)。

今でこそ出産前後の医療的ケアが進歩して、出産時の死亡率は劇的に

低下(年間30人前後)しましたが、産み方が変わった訳ではなく

妊娠から出産という出来事そのもののカラダに対するダメージは

100年前となんら変わっていないのです。

 実際、妊娠・出産を経た経産婦さんのカラダは、6ヶ月以上ずっと重たいものを

抱えるという辛い筋トレ(妊娠)をした後に大怪我(出産)をするようなものです。

そのため骨盤へのダメージは命に関わるくらい相当酷いものになってしまうのです。

極端な例えになってしまいますが、産後にダメージを受けて歪んだ骨盤を

整えないのは、骨折した後にきちんとギプス固定して整えないのと

同じようなものです。

2)妊娠、出産で歪んだ骨盤は放っておいても元に戻らないから

 次のお話は、筋膜的な視点からの解説です。妊娠・出産を経た骨盤は放っておいても

自然に元に戻ることはありません。なぜかというと妊娠・出産によって骨盤の

正常な状態を保っていた筋肉や筋膜が変形するからです。妊婦さんのカラダは、

胎児がお腹の中で大きく育っても大丈夫なように、

受精すると、リラキシンというホルモンが分泌されます。

このリラキシンは、身体の中にある靭帯や腱、そして筋膜などの

骨と骨同士を繋いでいるもの(結合組織)を緩ませます。

このリラキシンの影響を受けて妊婦さんは姿勢を変化させて、

骨盤を大きく開いていくことができるのです。

 特に筋膜は「形状記憶型のウェットスーツ」と呼ばれるように、外部からの

刺激に対して変化し、その状態をずっと維持する性質があります。ですので、

妊娠・出産のために変形した筋膜は、出産後もその状態を維持し続けます。そのため、

産後になかなか体型が妊娠前に戻らないということが起こるのですが、それは筋膜が

妊娠時の状態を形状記憶しているからなのです。ですので、形状記憶している筋膜を

変化させない限りは、骨盤は放っておいても元に戻ることはないのです。

骨盤を元に戻すために運動したり、食事制限している方もいらっしゃいますが、

筋膜を整えるのが、骨盤を妊娠前の状態戻すのに一番近道になります。

3)妊娠、出産で歪んだ骨盤は放っておくと将来的なお悩みが増えるから

 実際、妊娠・出産によって歪んだ骨盤は、あなたが気がつかないうちに様々な

悪影響をカラダに及ぼしています。もし、産後からこのような症状が出ている

のであれば、それは産後の骨盤の歪みが原因です。

 例えば、腰痛や首肩こり、股関節痛、膝痛や背中の痛み。また、慢性的な疲労。

その他、むくみ、冷え、不妊なども産後から発症しているのでしたら、該当します。

 また、下腹ぽっこり、くびれがなくなる、ずん胴、垂れ乳、垂れ尻、

下半身太りなどの美容的なお悩みも産後から気になり出したら、

産後の骨盤の歪みが原因となります。

これらの不調やお悩みのほとんど、ほぼ全ての原因が産後の骨盤の歪みなのです。

ですので産後には適切なケアを受けて、妊娠前の状態に戻すことが、健康や

美容には欠かせません。重ねてになりますが、今回のお話は僕の20年にわたって、

お客様のおカラダを施術して、色々と研究と検証を重ねた結果の結論です。

これらの不調やお悩みを解消するには骨盤を整えることが一番必要です。

今回の内容は以上です。よかったら、またこのコラムを見てもらえると嬉しいです

廣瀬 拝