僕が骨盤ロック®︎を始めた理由:中編 骨盤矯正業界ってこんなにヤバい
こんにちは、骨盤ロック®︎の廣瀬です。
前回のコラムでは、僕が骨盤ロック®︎を始めた
きっかけとなる出来事をご紹介させて頂きました。
そして、今回はその出来事をきっかけに
調査した、骨盤矯正業界の現状について
お話しさせていただきます。
内容的に結構過激なのですが、
骨盤矯正に疑問を持っていたり、
悲しい思いをしたことがある方はぜひ
ご一読ください。

それでは、まずこの骨盤矯正業界についですが、
何がヤバいのかを一言で言うと
「基準がない」
ということです。

それでは「基準がない」というのはどういうことかと
いうと施術において根幹をなす
「病理(問題点)、改善した状態、方法論」という
ものに基準がないのです。まさに「魔の3ない」です。
その「魔の3ない」とは
1)「骨盤の歪み」とはどういうものかという基準がない
2)「骨盤が整った状態」とはどういうものかという基準がない
3)どういうやり方をすれば「骨盤が整うのか」という基準がない
です。今回はこれらの内容についてお話します。
1)「骨盤の歪み」とはどういうものかという基準がない
「あなたの骨盤は歪んでますね〜。だから腰痛がなかなか治らないんですよ」

これは整骨院や整体院でも、施術者がよく言うセリフだと思いますが、
実は骨盤の歪みというもの自体の統一した基準がありません。ですので、
Aという整骨院でいう骨盤の歪みとBという整骨院でいう骨盤の歪みと
統一されてないのです。そもそも骨盤の歪みというものをちゃんと言葉で
定義づけされていないのが現状です。

「骨盤の歪み」や「骨盤のバランスが崩れている」など、言われると
思わず納得するようなお客様にとっても結構ショッキングなこれらの言葉、
実は基準(根拠)がないのです。
(ちなみに骨盤ロック®︎では骨盤が歪んだ状態という基準があります)
2)「骨盤が整った状態」とはどういうものかという基準がない
先ほど、骨盤の歪みには基準がないとお話ししましたが、今度は骨盤が
整った状態というものにも基準がないんです。なので、骨盤が整っているかいないかは、
お客様任せ的な感じになります。
ということは、施術者は完成形(ゴール)もよくわからないまま、
施術をしているとなりますよね。
(ちなみに骨盤ロック®︎では骨盤が整った状態という基準が
あります)

それはまるで完成形がないのに編み物でセーターを作るような、
説明書もないまま、プラモデルを組み立てるような。

ですので、骨盤が整った状態というのが分からないままで施術を
している院がほとんどです。
3)どういうやり方をすれば「骨盤が整うのか」という基準がない
最後に、どいうやり方をすれば骨盤が整うのかという基準がありません。
そもそも骨盤矯正というもの自体、どこの誰が始たのかも不明です(笑)
*一説には五味雅吉氏が始めた骨盤調整法というのが起源であるという説も
ありますが、特にそれを証明する書籍などは遺っておりません
ですので骨盤矯正には「〇〇氏が00年から始めて、こういうやり方を
普及していきました。そのやり方はこの書籍に残っています」
みたいなものは皆無なのです。

ですので、骨盤矯正といっても店によってやり方がバラバラなんです。

骨を押したり、ストレッチみたいなことをしたり、ベルトを巻いて運動したり、
機械で挟んだりなど、やりたい放題です。
(ちなみに骨盤ロック®︎では筋膜リリースを使うという基準があります)
ですので、流派もなければ、骨盤矯正の技術を高めよう!みたいな議論もありません。

僕自身も過去に色々なセミナーに参加して施術法の
勉強をしてきましたが、ここまで基準がない施術法は初めてです。
なので、現在の骨盤矯正は
「骨盤が歪んでますね〜」←歪みの基準がない
「きちんと整えますね」←整った基準がない
「この方法だと骨盤が整います」←やり方の基準がない
ということです。施術の効果を裏付けるような根拠もないのに
施術をおこなっているというのが現状です。

ね、結構ヤバくないですか?
後編へ続く