ずっと座っていると骨盤が歪む理由

こんにちは、骨盤ロック®︎の廣瀬です。

あなたも意外に思われるかもしれませんが、 

骨盤を歪ませる原因の1つに座ることが挙げられます。

しかも、骨盤矯正の専門家(僕のことですが笑)からの見解でも、

骨盤が歪む原因のナンバーワンが座ることなのです。

なぜなら、現代人の多くが座る生活をしているからです。

今日はなぜ座ることが骨盤の歪みの原因になるのかを

解説していきますので、ご興味あればお付き合いください。

さて、なぜ座ることが骨盤の歪みの原因になるのかというとですが、

まず、座ることでどのような順序で骨盤が歪むのかを説明していきます。

順序はこうです

1)長時間座る

2)座ることで骨盤を歪ませる筋肉が硬くなる

3)骨盤が歪む

こんな順序で骨盤が歪みます

1)長時間座る

  長時間とは30分以上のことを指します。ですので、デスクワークや車の運転、

  公共交通機関での移動などで座ること全てを含みます。

  なぜ30分以上かというと、30分以上続けて座ると筋肉の血流を滞らせるからです。

  ですので、座ることで骨盤を歪ませたくないのであれば、30分に1回は立ち上がって

  動き回ることをお勧めします

2)座ることで骨盤を歪ませる筋肉が硬くなる

  上記にありますが、30分以上続けて座ると筋肉の血流を滞り、その影響で

  骨盤を歪ませる筋肉が硬くなります。その骨盤を歪ませる代表的な筋肉が

  太ももの裏の筋肉(特にハムストリング)です。

  これを証明する実験があります。

  腰痛の権威として有名な徳島大学の西良(さいりょう)先生の実験では、

  被験者2つのグループに分けて、1つはいい姿勢で椅子に座ってもらう、

  もう1つのグループには骨盤が後ろに倒れた(後傾)姿勢でに椅子に座ってもらい、

  両グループの筋肉の硬さの変化の推移を計測していきました。

  そうすると計測開始直後はどちらも一旦筋肉が多少硬くなるが、

  座ったことで筋肉が休まり硬さが和らぐが、座り始めから10分経過後から

  骨盤が後傾している方のハムストリングスが急激に硬くなり、筋肉が硬い状態がずっと続いてしまう

  ということがわかりました。

      

   ちなみに、ほとんどの人は長時間座っていると姿勢が崩れてくる(後傾してくる)ので、

   長時間座り続けるとハムストリングが硬くなるということが証明されたのです。

3)骨盤が歪む

   そして、硬くなったハムストリングは骨盤を歪ませます。すなわち、骨盤を必要以上に開くのです。

   ハムストリングは、骨盤の下部に付着している筋肉なので、この筋肉が硬くなると骨盤を開きます。

     

 

    結果的に長時間座ることが骨盤を歪ませるということです。

ですので、もしあなたが、骨盤の歪みが気になるのに、仕事でデスクワークや運転をしたり、プライベートでも

長時間座っていることが多いようでしたら、30分に1回は動き回るようにしてください。

今回の内容は以上です。よかったら、またこのコラムを見てもらえると嬉しいです

廣瀬 拝